【童謡】ももたろう
【動揺】さかもとしろう
むかしむかし、ある大きな高校に小さな男の子がいました。
その男の子は「サカモ」と呼ばれ、陽気な性格でいつもクラスメイトを大笑いさせていました。
三年生になってほんの少しだけ大きくなったサカモの才能は、もはやクラスメイトだけでは留まりませんでした。
ある日の全校集会の時のことです。
とても厳しい学校にいた生徒たちは、先生の話の最中に私語などは絶対にしてはいけません。
そのために体育館は、常に重苦しい空気に包まれているのであります。
そんな張り詰めた空気の中、突然爆発音のような巨大なオナラをする人間が現れました。
そう、それはサカモだったのであります。
突然の出来事に周りは一瞬にしてフリーズしました。
あえて少しの間を作った後、サカモがこんなフレーズを言いました。
『あー風邪ひいたーー』
両腕をクロスさせて両肩を持ち、小刻みに震えています。
体中で風邪気味をアピールしているのです。
フリーズさせてフレーズいってアピール。
さっきの爆発音はあたかも「くしゃみ」だったかのような立ち振る舞いに、全校生徒の緊張は瞬時にほぐれました。
日頃は厳しい先生たちも思わず笑ってしまい、場が一気に和んでしまう素晴らしい魔法をかけたのです。
それ以来、サカモは全校生徒に笑いを届けてくれる「学校のスーパースター」になりました。
そんな小さなサカモには大きな夢がありました。
『鬼退治をしたい』
サカモのいう鬼とは「お笑い芸人」のことです。
その当時の僕たちを大爆笑させていたのは、ダウンタウンや島田紳助・明石家さんまなど、超がつくスーパースターの人たち。
そんなお笑い界のトップに降臨する「鬼たち」のポジションに上りつめることが、サカモの夢があったのです。
サカモは高校を卒業すると就職をしましたが、やはりその夢が忘れられません。
そして遂に就職した会社を退職して、自分の夢を叶えるために動き出したのであります。
新たな旅立ちを前に自身の芸名を「さかもとしろう」と名付け、大都会東京へと鬼退治に出かけたのであります―。
自分より面白いヤツを倒せ。
・・・・・
全然帰ってこんね!!
鬼退治から全然帰ってくる気配がないね!!
道に迷ったんかな?
全然帰ってこないから動揺してんだけど。
てか絶対鬼のとこまで辿りついてないよね!!
絶対「きび団子」という名のネタが少なすぎたよね!!
うん、絶対にまだ出会えてないわ。
まーそりゃそうだ。芸人なんて茨道も茨道。
東大なんかより全然狭き門。まさに鬼門ですもん。
でも自分を信じて「鬼たち」に出会えるまでひたすら一歩ずつ進むしかねーんだよな。
少しずつ成長しながら少ないチャンスをものにして、狭き門をこじ開けてくれるだろう。
必ず茨道を「花道」に変えてくれる日が来ると信じてる。
と、そんな時に朗報が!
なんと「さかもとしろう単独ライブ」が地元熊本で開催が決定!
さかもとしろう熊本単独LIVE
「バイオレンスな日々がババロアに乗ってやってくる。 三頭陸曹の僕は雪崩式爆弾固めで迎え撃つ」
11/1 1st 開場13:30 開演14:00 2nd開場16:30 開演17:00
会場 熊本市現代美術館 アートロフト
料金¥2000
おーー!とりあえず帰ってきたーー!!
生きて帰ってきたーー!!
一回きび団子を補充しに帰ってきたぞー!!
これは見逃せないです。さすがの俺もこれは見逃せないですよ。
皆さん、是非ともよろしくお願い致します。
レベルアップしたサカモが見たいです。
このライブをステップアップに、来年以降もっと頑張ってくれると思う。
俺にも夢があるのよ。
それはサカモが売れて「おしゃれイズム」とかに出た時に、地元の同級生に聞いたマル秘エピソードを藤木直人に話させたいのよ!
俺たちが持ってる「きび団子」を投下したいのよ!
高校時代いつもクラスメイトを笑わせていたサカモですが、本気で一番笑ったのはテスト中にカンニングがバレて、教師に首根っこ掴まれながら、忍び込んだ猫を追い出すように教室から退場させられた時だったということ。 本人は全然笑わせるつもりもなく、さらに笑えない状況なのに、クラスメイトは死ぬほど大笑いしていたこと。(ヤマウチツヨシ談)
葉山森戸海岸にある伝説の海の家「オアシス」っていうレゲエの海の家で出会ったランキンタクシーにブチ切れられたこと。 ランキンさんって普段から結構ふざけたことする人なんだけど、そのランキンさんの隣でふざけまくった挙句、下半身丸出しのサカモに耐えきれず「お前いい加減にしろ!見苦しい!汚い!」て怒鳴り散らされたこと。 ライブの時よりサカモへの罵声の時の方が声が出てたということ。(ケンタロウ談)
東京で熊本出身の友達を集めて和気あいあいと居酒屋で飲んでて、「さあ会計しよう」ってなった時に突然電話し始めて、1円だけテーブルに出して外に出て行ったこと。 それはないだろーってなり問い詰めたら、財布に中に合計3円しか入ってなく、「1円なら出せるけん1円な」と言って改めて1円を提示したこと。 それでも3円は出さないで2円残しする意味がわからないこと。(ヤマウチゴウ談)
あー藤木直人に読んでもらいたいわー!
まだまだたくさん「きび団子」ありますよー!
ぜひおしゃれイズムで話してもらいたいです!
ということで皆さん、マジで面白いライブがありますので応援よろしくお願い致します。
だってこの僕が認める男ですから!
笑いに厳しい僕が、毎日爆笑していた人間のライブですからね!
ぜひ僕と一緒に大爆笑しに行きましょう!(ハードルを上げて動揺させよう)