▼準決勝はコチラ▼
こんにちわ。
男子に「青山テルマと加藤ミリヤと木村カエラなら誰選ぶ?」と質問すると、別に誰がカワイイとか聞いてないのに必ず"木村カエラ"を選ぶというメンタリズムを使いこなす、僕です。
なんとか決勝の舞台に勝ち上がりました!
メチャクチャ緊張してますが、相方がさっき楽屋で"家なき子"の再放送を見ながら『犬のくせに名前が"竜"てなんだよ!ファルコンかお前は!』ってキレッキレのネバーエンディング・ツッコミーをしてたんで期待できそうです!
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【M-1(マジでワンちゃん好き)グランプリ】―決勝―
俺「ヘイ!ワッツアップB-BOY!」
B犬『やかましーわ。ご機嫌に話しかけんなや』
俺「なんでまた朝からそんな機嫌わるいの?」
B犬『お前のせいやろ。お前がずーっと散歩連れていかねーからだよ』
俺「ずっとは言い過ぎだろ。去年連れていったじゃん」
B犬『だから“ずっと”て言ってんだよ!犬の一年の重さ舐めんな!』
俺「一年前の散歩くらい昨日のことのようにハッキリと覚えてるでしょ?」
B犬『まったく覚えてないわ。ちょうど一年前のことを昨日のことのようにハッキリと思いだせるのは高橋ジョージだけや』
俺「つまり君にとっての一年は"いつーのこーろかー忘れーそなー遠ーい日ー"ってことかい?」
B犬『だからその"glove"推しやめろや!てかお前、ワシを散歩に連れて行く気ないだろ?』
俺「そんなわけないじゃないか。心外だなぁ」
B犬『じゃあこの間のはアレはなんだよ』
俺「なんのことよ」
B犬『飛びきりの笑顔で「散歩」って話しかけてきたから喜んでたら「いまサンコンって言ったんですけど」とか冷たく言ったやん』
俺「あーあれかー」
B犬『あれかーじゃねーよ!このご時世まったくテレビジョンにも出てないタレントの名前を、何故あれほどの声量でワシに向かって呼びかけんだよ!」
俺「いや似てるなーと思って」
B犬『まったく似てねーだろ!よーく見ろ。どこからどう見ても、もれなく犬や!』
俺「いや顔じゃない、声だよ」
B犬『もっと似てねーよ!生まれてこの方「ワン」か「キャン」以外吠えたことねーよ!てかワシと会話できんのはお前だけだぞ』
俺「てゆーかさ、ちゃんと聞き取れずに勘違いした自分がいけないんだろ?』
B犬『ま、まぁたしかに…」
俺「アホだなぁ」
B犬『そうだよアホだよ…』
俺「アホだなぁ」
B犬『それがどうしたアホだよ!』
俺「アホだなお前~女を追っかけ回してまた~ドジしてる~」
B犬『それV6の番組に出てた"軟式glove"じゃねーか!マニアックすぎて伝わらねーよ!』
俺「学校へ行こう!」
B犬『散歩へ行こう!』
俺「イヌッチ!」
B犬『それイノッチや!もう頼むから散歩に連れてってくれ!』
俺「しょうがねーなぁ、よし散歩!」
B犬『ハッキリ聞かせろ!』
俺「さ・ん・ぽ!」
B犬『確実に散歩て言った!聞き間違いじゃない!やったーキャンキャン!』
俺「進んで~二歩下がる~♪」
B犬『歩数やないかい!清子水前寺やないかい!歌ネタ多発しすぎだろ!』
俺「いやこれ凄くいい歌詞なんだよ」
B犬『よーく知ってるわ。むしろ俺という名のドラマの主題歌だよ。幸せは歩いてこない、だから歩いて行くんだろ』
俺「すげー。イヌのくせによく知ってるじゃん」
B犬『だから歩かせろて言ってんだよ!幸せをプリーズ!散歩プリーーズ!!』
俺「まぁマークとりあえず落ち着けよ」
B犬『誰がマークパンサーや!誰が歌詞がちっとも耳に残らない希少なラッパーや』
俺「マークワンさん落ち着いてください」
B犬『お前が近所の後輩の犬でワシの名前がマークってんなら「マークワンさん」って敬語で呼んでもらうけども、違うやろーが!』
俺「何言ってもスゲー食いつくね。俺の話はペビグリーチャムかってくらい食いつくね」
B犬『やかましーわ!とにかくワシの名前はB-BOYや!』
俺「あーだから公園に散歩行きたいんだ。B-BOYパーク!!」
B犬『やかましーーわ!!』
俺「ねぇねぇ安室ちゃんで好きな曲は?」
B犬『もうなんだよさっきから!答えるわけねーだろ!』
俺「せーの!」
二人《 a walk in the park!》
B犬『やかましーわ!!!もうマジで何なんだよ!』
俺「そんなカリカリするなよB-BOY」
B犬『てか大体ワシの名前"B-BOY"ってなんだよ。犬の名前と思われねーよ!』
俺「でもさっき楽屋で"家なき子"のリュウの名前をバカにしてたじゃん。ちゃんと謝れよ」
B犬『たしかに…リュウ、さっきはごめん!』
俺「リュウにじゃないよ。ジュンに謝れよ」
B犬『なんで井戸田潤だよ!もう関係ないだろ!』
俺「妻なき子!」
B犬『犬のワシが言うのもあれだけど、そっとしてやれ』
俺「じゃあ逆に聞くけど、どんな名前がよかったのさ」
B犬『当たり前のやつでよかったんだよ!例えばシロとか』
俺「あーシロに月ふたつに鳥って書いて?」
B犬『それ白鵬。それは横綱・白鵬ね。てかよく白鵬って気づいたわ』
俺「もうお遊びはここまでにしよ。ちゃんと散歩連れてくよ」
B犬『うそじゃないだろうな?』
俺「本当だよ。さぁ行こう!」
ガチャ!
B犬『やったー!久しぶりの外だーキャンキャン!』
俺「ヘイ!マーク!」
B犬『誰がマークパンサーや!誰がいてもいなくても問題がない隠し味にもほどがあるgloveメンバーや!』
俺「ゴーーインゴーインゴーインホーーム!!』
B犬『帰宅はえーー!!しかも"H jungle with T"のマークパンサーになってるじゃねーか!!もういーワン!』
手応えしかない。もはや松坂ばりの"自信が確信"に変わってるわ。 今から早速B-BOYパークにウイニングワンしてきます!